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ポリープのまとめ
ポリープ(polyp)は病理学的に粘膜(上皮細胞)に覆われた管腔臓器に発生する隆起性病変の総称である。最も発生頻度の多いのは胃や結腸直腸など消化管の粘膜にできるポリープである。ポリープという用語は内視鏡検査などで観察される隆起性病変全般を形態的に表現するために用いられることが多い。ポリープがどのような疾患に相当するかは、内視鏡生検やポリープ切除(ポリペクトミー)などで病変の一部を生検して、病理組織学的検査を行うことが必要である。病理検査の結果と内視鏡検査の結果を総合して具体的な疾患名(診断名)が確定する。なお、ポリープが100個以上形成された場合はポリポーシスと呼ぶ。
ポリープは肉眼的形態により3種類に分類できる。例を挙げれば結腸直腸ポリープでは、
無茎性ポリープ(Is型、sessile polyp)
亜有茎性ポリープ(Isp型)
有茎性ポリープ(Ip型、pedunculated polyp)
例えば胃にできる「ポリープ」は、病理学的には次のような多彩な疾患が含まれる。
- 過形成ポリープ
- 腺腫性ポリープ
胃腺腫(gastric adenoma)
- 癌腫性ポリープ
早期胃癌 (I型,IIa型早期胃癌)
進行期胃癌(旧 Borrmann I型胃癌)
- 粘膜下病変
- その他
炎症性線維性ポリープ(inflammatory fibroid polyp)
炎症性隆起病変(アニサキス症など寄生虫感染を含む)
一方、臓器特有の疾患名として「ポリープ」という診断がなされることもある。鼻腔粘膜に発生する鼻ポリープ(同義語:鼻茸 nasal polyp)、声帯にできる声帯ポリープ(同義語:喉頭結節 laryngeal nodule)、子宮頚管にできる頚管ポリープ(endocervical polyp)などがその例である。いずれも発生頻度の高い病変であり、多くは良性疾患である。
隆起性病変でもポリープとは表現されない病変もある。
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